今も健在、ネットワークビジネスって悪徳商法?合法?

とても大好きな友人に久しぶりに会って近況報告。するとネットワークビジネスを始めたと話し出す。あらら、と思いながら話を聞いていると、昔聞いたような内容。

商品が良い、会社がまとも、ネットワークビジネスはちゃんとしたビジネス…。何度も聞いたことのある内容です。過去に何回も勧誘されたことがあり、その度に付き合いで話を聞き、会員になって商品を使ってみたものもあるけど、やっぱりビジネスにはできなかった。

今回も大好きな友人が懸命に説明するので、色眼鏡で見るのはやめようと思い、話を聞いてみた。

今も昔も商品は良品が多いネットワークビジネス

友人は長い事アトピー性皮膚炎に悩んでいたが、今回はそれが改善しつつあるらしい。いろいろ話を聞くと信用のある会社で有名な製薬会社や化粧品会社に原材料として卸しているらしい。

なるほど。説明を聞く限り、自分の中の知識とリンクする部分も多々あり会社や商品は良きもののような感触。

過去に超有名なA社の勧誘にあったときも、商品自体は良いものだった。日頃使用するヘアケア、化粧品、洗剤や消臭剤、鍋などありとあらゆる商品が揃っていた。

日本に上陸したばかりの頃に勧誘されたN社もスキンケア商品がとても良質だった。その後どんどん広まり、今ではA社とならぶ成功を収めている。

どれも一般流通しない代わりに人が宣伝役となり、その料金が自分たちのビジネスマネーになるという。その理屈もわからなくもない。広告費や宣伝費にお金をかけない、とはいうがパンフレットやイメージキャラクターはなかなかの大物ぞろいで印刷物もお金がかかっている感じだ。

実際に成功している人、かなりの収入がある人

そんなに多くはないが、各ネットワークビジネスで成功を収めている人を何人か知っている。ある人は外資大手証券会社を辞めてまでのめり込んだ人。学歴があり、人間性も良く品の良い紳士。人脈があるからというのもあり、かなり上のレベルの人になっている。

ある人は、友人が付き合っていた男性。民間のサラリーマンではあるが副業でネットワークビジネスをやっていて、30代半ばで小型船を持ち、マンションも購入していた。気さくで仲間がたくさんいる人だった。

ある人は、夫婦で何十年も生業にしていてかなりの上位のレベルの方。仕事でのお客様だったのですが、あまり深い話になると誘われそうなので一線を置いてました。とても裕福な感じで家族で大人買いの買い物を楽しむ感じ。

でも、なんでだろ、羨ましいとか、そうなりたい、とか思うことが一度もなかった。

勧誘時の嫌な思い出と独特の囲み説得

過去の勧誘では、当時勤務していた店舗の顧客だった夫婦が陶酔していたネットワークビジネス。とても仲良しで明るいご夫婦。裕福でショッピングをされていました。

どうしても断れず、プライベートで話を聞きに行き、楽しい時間を過ごし何とか逃れたが後に夫婦は離婚。原因はどうもネットワークビジネスのようだった。夫の方が継続していたようで、偶然街中で再会したことがあった。

若い、水商売風の女性と一緒だったが、こちらの顔を見るなり追いかけて来てまたその話…。もう恐怖さえ感じてしまった。時間がないので、と名刺だけはもらい走り去ったがその後連絡はしていない。

優秀な方に気に入られ、本社まで連れて行かれたこともあった。どれだけ良い会社なのかを延々と説明された。大体が外資からの参入なのでオフィスは一等地の凄いビルに入っている。

別の会社のセミナーに連れて行かれた時、会場がこれまた信用性の高い立派な会場。しかしそこで説明されていたことは自分で知りえる知識と矛盾していたため、これは詐欺か、短命のビジネスだなと思った。

今回のお誘いも大好きな友人が紹介する知人が登場。いわゆる友人のひとつ上の人。ファミレスで延々と説明される会社の良さと商品の良さ。その場にいる自分に、何やってんだろと思った。

結局どうしたかというと・・・

時期的に何か新しいことを始めようと思っていたのもあり、いろんなことを色眼鏡で見るのを辞めようと思っていたので、とりあえず入会した。

何か摂取しないと身体が持たない時期にもなっていたし、市販のものがほぼ原料が数パーセントしか効果があるものがない事もわかっていたし、とりあえず受け入れてみようと思った。

しかしネットワークビジネスというのは購入者では意味がない。なので上の人たちから、新規の人たちを勧誘してくるようにやんわりと尻を叩かれる。今はいろいろ法律が厳しく、xxxしてはいけません、みたいなコンプライアンスが徹底されている。

事あるごとに勉強会と称し、セミナーやリモートセミナーに参加するように勧められる。数回は参加したものの、やはり自分の友人知人を巻き込むことは気が進まない、というか出来ない。自分の捉え方次第なのかもしれないが、勧誘するときのギラギラ感が自分には向いてないような気がする。

成功者の話を聞くと、研修で海外に行った、トップの○○さんとお会いした、という内容が多いがどれも羨ましい、とか憧れる気持ちが浮かばない。なんでだろ。

セミナー参加回数が少ないとだんだんと誘われなくなり、もっと可能性がある人に注力するようで次、次、とターゲットを新規に向けるようだ。(ホッとしてます)

自分に向いているか、を見極める

ネットワークビジネスもビジネスのひとつであって、いろいろ調べて自分が納得したらやってみても良いと思います。今はクーリングオフや消費者庁もあるので、よっぽど悪徳商法でない限りは騙されることも少ないとは思います。

気をつけなければいけないのは、陶酔していないか、ということ。ある程度は陶酔しなければビジネスとして成り立たないかもしれないが、それが全てではない。世の中には100パーセントのものはない。

そして、スキンケア商品や健康食品の同じものを長期に摂取することは決して良いことではないような気がする。(これは個人的な意見です)

久しぶりに話が来たので、購入者にはなってみたものの、自分がなぜビジネスとして取り組まないのかを考えた結果、以下の事が浮かんできた。

  • ビジネスとして人を勧誘することに面白みがない
  • ある一つの会社を信者のように陶酔できない
  • お金を稼ぐというより、その過程の出来事に達成感があるので、ネットワークビジネス労務に魅力を感じない
  • ファミレスなどで人囲みによる勧誘が苦手

ネットワークビジネスのまとめ

現在でも誘ってきた友人とは仲良しで、商品も購入しています。関係者の方も全くしつこくなく、善良な方々です。もう勉強会のお誘いもほとんどありません(笑)

世の中には様々なビジネスがあり、いまだにタッパーウェアも健在らしいです(笑)100円ショップでも買えるプラ容器をいまだにネットワークビジネスとして継続しているなんて、ある意味凄い!

NHKの番組で見た、特殊な時計を次々に購入するネットワークビジネスはほぼ詐欺だったようですが、それを見抜けない本人も調査不足だったかもしれませんね。

大切なことは『自分で調べて、自分で判断する』こと。借金をしてまでするなんて本末転倒です。現在では、投資詐欺やビットコイン詐欺、いろいろありますがすべて自己責任です。

お金を追いかけるとお金は逃げていくみたいですよ!

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